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バンドール ラ・ミグア 2010

バンドール ラ・ミグア 2010 / 生産者:ドメーヌ・タンピエ

AOC:バンドール ルージュ    色:赤
ボーセ=ヴュー(Beausset-Vieux)のコミューンにあるラ・ミグアの畑から造られる“クリュ”バンドール。南に面したラ・ルーフと呼ばれる丘陵で栽培されたサンソーが、他のトゥルティーヌやカバッソウよりも多くアッサンブラージュされる。ミグアは多くの場合、他のキュヴェより野生的で、傑出した複雑さを示す個性溢れるバンドール。パーカー格付け5つ星。

在庫:

品番:71055

配送:クール便推奨

価格:6,943円(税抜・送料別)

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Robe:

強烈なルビー・レッドの色調。

Service:

18℃〜20℃

Nez:

赤や黒のフルーツ、皮、スパイス、緑のフレッシュハーブ等。

Garde:

3〜15年

Palais:

テロワールに起因するワイルドさ。果実味が溢れる複雑で偉大なワイン。

Cepage:

50〜65%:ムールヴェードル、26〜28%:サンソー、20%:グルナッシュ、2〜4%:シラー

生産者の紹介

ドメーヌ・タンピエ ドメーヌ・タンピエ [Domaine Tampier]
(Provence)

支配人兼醸造家:ダニエル・ラヴィエ(Daniel Ravier)
所有畑面積:38ha
作付割合:
【赤ワインとロゼ・ワイン】
74.5%:ムールヴェードル、11.75%:サンソー、11.25%:グルナッシュ、1.75%、シラー、0.75%:カリニャン
【白ワイン】
60%:クレーレット、19%:ブールブラン、18%:ユニ・ブラン、3%:マルサンヌ
栽培方法:リュット・レゾネ
醸造:
発酵は野生酵母のみを用いて、温度管理機能付きのステンレス・タンク、またはセメント・タンクで行われる。
木樽による熟成と最低18ヶ月の熟成というAOCの規定(赤ワイン)を厳格に遵守している。
したがって、新ヴィンテージの赤ワインは収穫の翌々年の5月まではリリースされない。このため、熟成庫は2ヴィンテージのワインをすべて保管できる広さがあり、湿度と温度は空調と加湿器によって完全に管理されている。
品質の追求のために、定期的に異なる業者から新樽を購入するが、熟成に際し、新樽は用いられず、使用済みの樽(フランス産オークの樽の容量25-75ヘクトリットルまでの様々な容量の樽)が用いられる。無清澄・無濾過で瓶詰め。

【ドメーヌ・タンピエ概要】

ドメーヌ・タンピエのブドウ畑はルイ15世の在位(1715-1774年)にすでに存在していた。1834年以降はタンピエ一族が所有し、家族経営を続けている。19世紀末のフィロキセラの禍害の後、レオニー・タンピエ(Leonie Tempier)がアメリカ産台木を用いてブドウ樹を植樹し、畑を復興。1880年には醸造所を建設。しかし、1929年の世界恐慌でワインの売上は激減。畑の一部を桃やリンゴ畑に転換することを余儀なくされた。

1936年、跡取り娘のリュシー・タンピエ(Lucie Tempier)がリュシアン・ペイロー(Lucien Peyraud)と結婚。1940年にドメーヌに参画。
ここからドメーヌは躍進の時代を迎える。高貴品種と呼ばれるムールヴェードル、サンソー、グルナッシュを畑に植樹。1943年には、今やドメーヌの代名詞となったロゼ・ワインを初めて元詰め。そして、リュシアン・ペイローは1945年にバンドール生産者組合の会長に就任、1947年にはINAOのメンバーにも選出された。 1960年からはリュシアンの2人の息子であるジャン=マリー(Jean-Marie)とフランソワ(Francois)もドメーヌに参画し、ドメーヌはさらなる飛躍を遂げるが、リュシアン・ペイローのバンドールの名声獲得の戦いは、その後30年にわたり続く。
リュシアンの遺産を引き継いだジャン=マリーとフランソワの兄弟は、さらなる高みを目指し、長年の研究と、ワイン愛好家たちの意見も参考にして、“ミグア”、“トゥルティーヌ”、“カバッソウ”という3つの単一クリュを別々に醸造して、単独のワインを造ることを決定。バンドールにブルゴーニュのようなクリュの概念を持ち込むことは、当時としては画期的なことで、この点でもドメーヌはパイオニアであった。
このクリュ・バンドールの創造と並行し、ペイロー兄弟はブドウ栽培の改革にも着手。化学肥料と除草剤の完全廃止、機械による耕耘と除草、リュット・レゾネ、台木の選別など・・・、限りなく有機栽培に近いブドウ栽培を実践し、ワインに自然なテロワールが反映するように努めていった。

90年代中期からはバイオダイナミック農法の手法も導入。たとえばブドウ樹の剪定やワインの瓶詰めは、月が欠けていく満月から新月になる14日間のあいだに実施。これは、この時期に大気圧が高まり、タンクや樽中のワインが最も安定した状態になること。ボトル・ショックでワインが不安定になることを最小限におさえることができること。瓶詰めされたワインがより良く熟成するといった利点があることが理由。

ジャン=マリーとフランソワ兄弟は、2000年に引退を決意。ドメーヌの実質的な運営(支配人兼醸造家)はダニエル・ラヴィエ(Daniel Ravier)に委ねられた。ワイン造りの第一線からは退いたものの、ペイノー兄弟は4人の妹と法人会社を設立し、相続に伴うドメーヌの分割を避け、ドメーヌが永続する手立てを施し、財務的な面からドメーヌの管理に携わり続けている。

ダニエル・ラヴィエは,ドメーヌ・オットを皮切りに南仏で10年近く働いてきた未来を嘱望される天才醸造家。その証拠に、毎年フランスの各アペラションから1人ずつ若き才能を選出している『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』誌は、ダニエル・ラヴィエを2004年度の「若き才能」に選出した。

ラヴィエのリーダーシップのもと、ドメーヌ・タンピエは2010年夏、《フランスのワイン・ガイドのミシュラン》、『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』の2011年版で最高峰の3つ星に昇格した。この名門ガイドは創刊から16年を迎えるが、今までプロヴァンスのドメーヌに3つ星を与えたことは一度もなかった。その壁が遂にドメーヌ・タンピエによって破られたのである。まさに歴史的な快挙である。

ドメーヌ・タンピエはプロヴァンスのドメーヌで唯一、シャトー・ラフィット、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴーといったフランスの超一流ドメーヌに肩を並べた。「ムールヴェードルという力強い品種に立脚したバンドールは、ボルドーやブルゴーニュ、コート・ロティ、エルミタージュ、シャトーヌフ・デュ・パプに比肩するフランスで最も長命なワインの1つである。」と断言していたリュシアン・ペイローの信念が、遂に評価となって報われたのである。

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