~終わりのない挑戦~
まずストレートで頂きます。
盃に注いだ瞬間芋の香りが立ってきますが、すぐにシソの香りが追いついてきて自己主張を始めます。芋の香りが遠くなっていくと、甘く華やかなシソの香りが漂ってきます。
クラフトジン “尽“ 同様、うっとりする香りを楽しませて頂きました。
一口、口に含んでみます。
舌の上にふわっとシソの香りが乗ったと思ったら心地よい甘味が口の中全体に広がっていきます。飲み込んでみると華やかなシソの風味と厚みのある旨味が残ります。余韻が消えかける頃、またすぐ二口目が欲しくなってきます。
最初の一口を飲み干した直後ベートーベンの交響曲第7番の冒頭が頭の中で響きました。
不思議なことにシソの風味が立体的に感じられます。多分シソの味も香りも我々はよく知っているので、味覚と嗅覚が同時に刺激されることにより、風味に立体感ができるのだと思いました。しかしもっと不思議なのはこの風味の中で味として感じているのか香りとして感じているのか判然としない渾然一体となっている領域があるということでして、これは初めての素晴らしい体験でした。

やはりストレート、ロックがおすすめですが、これからの季節ソーダ割もいいと思いましたのでモヒートのシソバージョンを作ってみました。
爽やかで余韻も楽しめるドリンクになりました
モヒート~紫蘇ヴァージョン~
< 材料 >
サトラズ Perilla 30~45ml
生ライム 1/8~1/4(お好みで)
大葉2枚
炭酸水
< 作り方 >
1.大葉を1㎝間隔に切る。
2.タンブラーにライムを絞って大葉を入れ、すりこぎかバースプーンの背で軽くつぶす。
3.絞ったライムの皮を入れる。
4.氷を入れ、サトラズ Perilla を注ぐ。
5.ステアした後、出来るだけ低い位置から炭酸水を注ぐ。
6.バースプーンで氷を持ち上げるように上下に2回ほどリフトして出来上がり。
*炭酸水を注いだ後2回リフトするのにとどめるのは、炭酸を飛ばさないようにするためです。