酒を楽しむ松の司 出品大吟醸酒 斗瓶囲いを飲んでみた!

年に一度開催される【全国新酒鑑評会】に出品するために造られた、市場ではなかなか出回らない貴重なお酒を入手しました︕
今回は滋賀県の松瀬酒造が手がけた、その【松の司 出品大吟醸酒 斗瓶囲い】をご紹介します︕

手間暇惜しまず造られる「斗瓶囲い」は「雫採り」とも呼ばれ、圧倒的な透明感の、雑味ない酒質になります。しかし、大量生産することはできないので、造られる数量はわずか。入手できたらラッキーといっても過言ではないですよ。

原料となるお米は特A地域として認定され、商標登録もなされている【東条山田錦】を使用。
精米歩合は30%
お米の外側を贅沢に70%も削り、中心部分のたったの30%しか使っていないんです。

◎外観

うっとりとするようなシャンパンゴールドが美しい、誘うように揺らめく黄金を帯びています。

◎香り

パイナップルや洋梨、りんごのような熟れた果実様の香りがしっかりと感じられます。上質さを存分に堪能できる豪華な香りと言えるでしょう。

◎味わい

舌を包み込むような丸みのある飲み口から始まり、一流の優雅な甘味、まろやかな上質な酸、後味に爽快な苦味。計算し尽くされたようなバランスの良さに感動を覚えました。

小さな酒器でも溢れるように吟醸香が広がりますが、私のおすすめはワイングラス。香りの立ち上がり方が格段に増し、味わいも一層ふくよかでリッチな印象になりました。

私が合わせてみたいお料理

酢の物

脂がたっぷりのったジューシーなぶりかまをシンプルに塩焼きで。こんがり焼いたあつあつのぶりかまに大根おろしを添えてお醤油をたらり。冷たく冷やした【松の司 出品大吟醸酒 斗瓶囲い】と一緒にいかがでしょうか。

美しい酸が印象的なので、是非とも酢の物とも合わせてみたいですね。夏の時期なら脂の乗った鰻を炙って胡瓜と合わせ、アクセントに茗荷の千切りをあしらったような、少しだけ手間をかけた酢の物を。キンキンに冷やした【松の司 出品大吟醸酒 斗瓶囲い】でキューっとやってみてください。最高の夏の食卓になること間違いなしです。

フルーティーでコクがあり、長い余韻の中に心地よい苦みが感じられる、なんとも奥深い味わいの【松の司 出品大吟醸酒 斗瓶囲い】。これぞ手間暇を惜しまず造られた「無双の美酒」なのかと、質の良さと日本酒の奥深さをじっくりと堪能できる美味しさです。限定酒ですのでお早めにお求めくださいね︕