お酒の神様からの贈り物
発酵が完了した醪は、「こす」あるいは「搾る」ことで清酒と酒粕(清酒かす)に分けられ、澄んだ酒ができあがります。清酒醸造の仕上げにあたる上槽と呼ばれるこの工程は、室町時代に奈良正暦寺で確立されました。そしてこの工程で置き土産のように残される副産物が酒粕です。酒粕には原料(米、麹、酵母)由来のアミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷりと濃縮されており、健康食品として注目される一方で、美肌や美容効果にも有効とされており、まさに酒粕はお酒の神様が与えてくれたスーパーフードと言えます。
酒粕スティック
<材料>
- 小麦粉
- 酒粕
- 日本酒
- 砂糖
- サラダ油
- 顆粒コンソメ
- 塩
1.
先ず、酒粕は日本酒を少し入れ柔らかくしておきます。次に、ボールに塩以外の材料を入れ、均一になるまで混ぜ合わせます。
2.
1.混ぜ合わせた生地を直径3㎜程度の棒状に成型します。麺棒でシート状に薄く伸ばし細長く棒状にカットしても良い。
3.
あとはオーブンで10分加熱します。こんがり焼ければ塩を振り完成。
4.
サクサクとした歯触りとプリッツエルのような香ばしい風味。プリッツエルといえばビールですが、素朴で親しみやすい味わいと酒粕の香味が奏でるハーモニーは清酒と良く合います。