酒と食事【秋鮭の酒粕漬け】~収穫の秋、酒シーズン到来~

秋鮭を美味しく食べる

秋鮭は、新巻鮭に加工されたり、イクラを作ったり、お正月の食材にもなります。
北海道の郷土料理「石狩鍋」は、秋鮭の切身だけでなく、頭から骨等のあらも余すことなく煮込んだもので、とても深い旨味が楽しめます。北海道で食べる本式の石狩鍋は格別です。ムニエルやちゃんちゃん焼き、ホイル焼き等は身がふっくらと美味しく仕上ります。粕汁も美味しい。
今回はお酒にぴったりの酒粕漬けをご紹介しますので、美酒とともにお楽しみ下さい。

秋鮭の酒粕漬

<材料>

  • 生鮭(塩鮭ではないもの)2切
  • 酒粕200g
  • 日本酒400cc
  • みりん100cc
  • 砂糖20g
  • 適量
  • すだち1/2個

1.

生鮭の切り身に軽く塩をふり、冷蔵庫で30分寝かせます。

2.

その間に粕床を作ります。酒粕、日本酒、みりん、砂糖を合わせてなじませ、粕床にします。

秋鮭の酒粕漬

3.

鮭から余計な水分が出ますのでキッチンペーパーで拭き取ります。
鮭を粕床に漬け込み、冷蔵庫にて2日寝かせます。

秋鮭の酒粕漬

4.

2日経ちましたら軽く粕をとり、焼いていきます。中火程で裏表を少し焦げ目が付くくらい焼きます。
出来上がったら盛り付けて完成です。銀杏などを添えるとぐっと秋らしくなります。

秋鮭の酒粕漬

紅鮭、銀鮭、白鮭。鮭は加工や冷凍もしやすく、年中安定して流通するため、いつも我々の食卓に登場してくれます。

日本で古くから食べられている鮭は白鮭で、その旬は秋です。日本の河川で生まれ、数年間オホーツク海を回遊し、また産卵に戻ってきます。その季節が秋ですので、秋鮭と呼ばれます。
産卵準備が整った秋鮭は、オスは白子、メスは筋子にたっぷりと栄養を蓄えている為、身には脂が少ないのが特徴です。
産卵前の春から夏にかけて戻ってくる鮭は「時しらず」と呼ばれ、白子や筋子がない代わりに身に脂がしっかり乗り美味しく、貴重品とされます。

秋鮭の酒粕漬

秋に頂きたいおつまみレシピ