黒龍(無二)

黒龍こくりゅう 無二むに特設ページ


ふたつとない、ときをかさねて。

ふたつとない季をかさねていくなかで
日本酒本来の美味しさを保ちつつ、
その酒だけが醸しえる香りや味わいを深めていく
それを、私たちは「熟成」と呼びます。
搾りたての新酒では得られない、やさしさとやわらかさ
保存環境にこだわることでなしえる、深みと旨み。
二百年以上の歴史を持つ蔵秘蔵
純米大吟醸原酒だけを氷温貯蔵し、覚醒する円熟の境地。
時を満たして辿りつく唯一無二の一滴を
「無二」と名付けました

~~黒龍酒造様HPより一部抜粋~~

黒龍こくりゅう 無二むにとは

2022年6月、東京のとある場所で、誰も見たことがない黒龍の入札会が行われました。
黒龍酒造の特約店のみが参加を許されるその会で、私たちが目にした酒は、黒龍酒造の総てを注ぎ込んだ唯一無二の酒、「無二」。

最高級の酒米を用い、35%精米まで磨かれた純米大吟醸を徹底した温度管理の元、氷温(-2℃)にて熟成。熟成年数は約3-6年 。それぞれの醸造年度のお酒が、ほぼ完璧とすら思える熟成を経ています。

熟成によるクルミやアーモンドの様な香ばしい熟成香の他に、白桃や洋梨のような香りも感じられます。
かすかに黄金色を帯びた液体からは、磨き抜かれたダイヤモンドのように非常に美しい水のような口当たりを感じたと思えば、絶妙なバランスで訪れる五味。
控えめな主張でありながら、確実にある種の存在感を示しながら次々と花開くその香味に、五感が冴えわたる感覚すら覚えます。

世界にも出荷されている黒龍酒造のお酒でありながら、当然、製造本数は極少数。お酒にはロットナンバーが印字されており、「無二」のお酒であることの証明だけでなく、手に入れた者の幸福、満足感などのそれらを"形"にし、多くの意味を表す記号のような役割も果たしています。

酒造りの伝統と革新、歴史と時代、理想と現実、あらゆる事象を内包し、そして生まれた「無二」。
黒龍酒造が手掛けた至高の酒となります。

醸造年度毎による味わい

2017

成熟した日本酒という言葉がふさわしい。まろみが加わり整った完成度の高さ。(上野)
粘性、酸、ボディーが渾然一体となり、極めて融合していてスタイリッシュ。(中本)
和食は、塩辛など。西欧食なら、アンチョビ、糖分を多く含む野菜料理、オマール海老のポシェなど。(生江)
カカオの甘い香りが徐々に増加する。まとまりもあり上質感が感じられる。(畑山)

2016

甘味と心地良い渋みも感じ、ややざらつきのあるテクスチャーながら捌けがよい。(上野)
華やかで香りの表情が豊か。ミッドパレットが豊かで厚みがある味わい。(中本)
和食のカレイやノドグロを使った粕漬けの脂ののった魚料理。(生江)
熟成香もとれ、含み香に高級ウイスキーのようなアルコール感の強さを感じる。(畑山)

2015

明らかにフルーティーな上立ち香から熟成への道に進みはじめた感覚である。(上野)
心地よく舌の上で軽やかに広がり、とても快適な味覚を楽しめる。(中本)
和食は少し苦みを要素に含む漬物。西欧食ならオリーブオイルを多く含んだ料理とあわせたい。(生江)
甘く芳ばしい香り。甘味を多く感じるが、酸味がしっかりあり、エキス感を感じる。(畑山)

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