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AKABU 純米 720ml
AKABU 純米 720ml
AKABU 純米 720ml

とことんまで無駄がそぎ落とされた
AKABUらしさ溢れる純米酒

AKABU 純米 720ml

商品番号:11717

¥1,650(税込)


購入制限:なし

配送方法:常温便可能


使用米岩手県産米
磨き60%
特定名称酒など純米/火入れ酒
度数15度
AKABU 純米 720ml
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とことんまで無駄がそぎ落とされた
AKABUらしさ溢れる純米酒

ゴツゴツとした見た目とは裏腹にまるで「純米吟醸酒?」と感じてしまうほどに、清涼感、フレッシュさに溢れた純米酒。それは香りからも伝わり、グラスに注ぐと、新鮮な米の甘みが果実感を伴ってフルーティーな香りを生み出し、スッと鼻を抜けていくような爽やかさが鼻腔を刺激します。含んでみると、柔らかくふくらむ米の旨みとミネラリィさを感じる清涼感がとても心地よく舌上を滑っていきます。

しかし、ただ飲みやすいというだけではなく、その旨みには厚みもあり、幅を出しているので、まるでジューシーなお米の果実を丸かじりしているような、芳醇な旨味に満ちています。気づくと、ロウソクのようにフッと消えていく後味も見事で、飲み疲れのない、最良のバランスで醸された純米酒です。

AKABU 純米の味わい表

津山理美氏によるテイスティングレポート

AKABUは生酒も火入れ酒も、スクリューキャップではなく、栓をしてリリースされています。開栓前に少し動かしてしまっていたからなのか、栓を開けた時にポンっと音がして少しお酒がこぼれ出しました。生きてるー!と思わずニンマリ(笑)無色透明ですが、少し発泡していますので、黒いものを後ろに置いて見比べると、小さな気泡が見られます。開栓翌日にはグラスの下の方の内側に、気泡が少し貼り付いているような具合です。

開栓するとリンゴやナッツのような香りがほんのり。まず甘みとシュワ感が来てすぐに酸味、旨味がバランスよくやってきます。飲み込んだ後も、旨味と心地よい苦味が喉の奥に長ーく残るので、ゆっくりじっくり時間をかけて嗜みたい味わい。開栓翌日にはシュワ感はなくなり、甘みが増してよりジューシーになっていました。パワフルボディーのこの生酒には、ブリの照り焼きや鯛のあら炊きのようなお酒に負けないしっかりとした甘辛いお味のお料理を。

若い杜氏の情熱が生み出した次世代の酒 赤武-AKABU-。 復興の象徴として世に知られたお酒ですが、蔵元では「悲しいお酒」というイメージから脱却し、笑顔で飲んでいただけるお酒を目指しているそうです。美味しいお料理を食べながら、会話を楽しみながら、幸せな気持ちでAKABUを味わっていただけますように。

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AKABUテイスティング01
AKABUテイスティング02

【蔵元紹介】赤武あかぶ酒造 岩手県

赤武酒造の酒蔵

赤武酒造は、"復活の蔵"などとも呼ばれる蔵元です。その理由は2011年3・11に発生した東日本大震災にあります。岩手県大槌町に蔵を構えていた赤武酒造は、この震災の影響を受け、再起不能なほどの壊滅的打撃を受けたのです。

「日本を代表する銘酒を造りたい―。」
そんな想いで醸しています。

赤武酒造では「浜娘」という、地域に根づいたお酒を醸していました。地元の人に愛される「浜娘」を絶やすわけにはいかないと社長の古舘秀峰さんは岩手県内の酒蔵を駆け回り、設備を貸してくれる酒蔵を見つけ、やっとの思いで浜娘の生産を続けることに成功しました。

そして、2013年に震災復興プロジェクトの支援もあり、以前と同じ大槌町にというわけにはいきませんでしたが、念願叶って盛岡市内に新設の蔵を建てることができました。さらに、この新蔵建設の後、赤武酒造を代表する銘柄"AKABU"が誕生するのです。

【史上最年少杜氏、22歳での挑戦】
新しい蔵での造りが始まって、一年が経とうとしていた翌2014年の夏、東京農業大学の学生だった社長の長男 龍之介さんが帰ってきました。龍之介さんは2013年に全国きき酒選手権大会・大学対抗の部において、東京農大を優勝に導いた立役者。さらに、短期間ではありますが、他の蔵で酒造りの現場に携わり、酒類総合研究所の醸造研修を受けての帰蔵でした。

秀峰さんは、その酒類総合研究所での研修時に龍之介が造ったお酒を呑んでみて、「なかなかどうして、旨いじゃないか」と驚かれたそうです。ちょうどその頃、取引先の酒販店から、「もっとインパクトのある酒が欲しい、浜娘にはそれが足りない」と言われていたそうです。秀峰さんは、「ならば」と、当時22歳であった龍之介さんを杜氏に任命。そしてここに史上最年少杜氏、「古舘龍之介」杜氏が誕生したのです。

【AKABU誕生とその苦難】
龍之介さんが醸した新銘柄は、同酒造の名を冠して「AKABU」と名付けられました。杜氏就任一年目に造られたAKABUは、父・秀峰さんからすると十分美味しかったそうですが、龍之介さんからすると満足のいく出来ではなかったそうです。さらに、まだ22歳という異例の若さの杜氏に対する酒販店の反応もまちまちで、その出来栄えを心配する声も少なくはなかったそう。それでもAKABUはその確かな味わいから続々と取扱店が決まり、現在では首都圏を中心に全国区で取り扱われる大きな銘柄となったのです。

2017年現在、AKABUが誕生してからまだ4年目と大変若い銘柄でありながら、これまでに数多くの賞を受賞し、その造りのクオリティーは年々上がっています。パワフルな、若い力で醸されるAKABUは、意欲的で、才知に富んだお酒です。

赤武酒造の酒蔵

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