絶妙なバランス感で広がる
豊かな味わいの極上しぼりたて
AKABU 純米吟醸 雄町 NEWBORN 1.8L
商品番号:12496
¥5,060(税込)
使用米 | 岡山県産「雄町」 |
---|---|
磨き | 50% |
特定名称酒など | 純米吟醸/生酒 |
度数 | 15度 |
絶妙なバランス感で広がる
豊かな味わいの極上しぼりたて
岩手県にて醸され、全国的にも人気の高い銘酒・AKABUより、年に一度の限定品『純米吟醸 雄町 NEWBORN』のご紹介です。岡山県産の雄町を50%精米で使用。丁寧に醸された純米吟醸酒をしぼりたてのフレッシュな状態でボトリングした人気の一本です。
バナナやバニラを思わせる濃密で滑らかな甘い香りの中に、ほんのり漂う酸の雰囲気。口当たりにはフレッシュなガス感があり、そこからまろやかに広がっていく雄町らしい濃厚な甘み・旨みがたまりません。濃密な質感の中にスッと感じられるほんのりした酸味が美しく、軽やかな雰囲気も兼ね備えています。飲み込むと甘い余韻がふんわり漂った後、見事なキレで収束。大変芳醇ながらも軽快さを失わない、見事なバランスにAKABUの醸造技術の高さを感じる抜群の完成度を誇ります。
雄町の魅力とAKABUならではのバランス感を見事に表現した極上の一本。食中酒としてお飲みいただくのもおすすめです。旨み溢れる魅力の逸品、ぜひお楽しみください。
【蔵元紹介】赤武 酒造 岩手県
赤武酒造は、"復活の蔵"などとも呼ばれる蔵元です。その理由は2011年3・11に発生した東日本大震災にあります。岩手県大槌町に蔵を構えていた赤武酒造は、この震災の影響を受け、再起不能なほどの壊滅的打撃を受けたのです。
「日本を代表する銘酒を造りたい―。」
そんな想いで醸しています。
赤武酒造では「浜娘」という、地域に根づいたお酒を醸していました。地元の人に愛される「浜娘」を絶やすわけにはいかないと社長の古舘秀峰さんは岩手県内の酒蔵を駆け回り、設備を貸してくれる酒蔵を見つけ、やっとの思いで浜娘の生産を続けることに成功しました。
そして、2013年に震災復興プロジェクトの支援もあり、以前と同じ大槌町にというわけにはいきませんでしたが、念願叶って盛岡市内に新設の蔵を建てることができました。さらに、この新蔵建設の後、赤武酒造を代表する銘柄"AKABU"が誕生するのです。
【史上最年少杜氏、22歳での挑戦】
新しい蔵での造りが始まって、一年が経とうとしていた翌2014年の夏、東京農業大学の学生だった社長の長男 龍之介さんが帰ってきました。龍之介さんは2013年に全国きき酒選手権大会・大学対抗の部において、東京農大を優勝に導いた立役者。さらに、短期間ではありますが、他の蔵で酒造りの現場に携わり、酒類総合研究所の醸造研修を受けての帰蔵でした。
秀峰さんは、その酒類総合研究所での研修時に龍之介が造ったお酒を呑んでみて、「なかなかどうして、旨いじゃないか」と驚かれたそうです。ちょうどその頃、取引先の酒販店から、「もっとインパクトのある酒が欲しい、浜娘にはそれが足りない」と言われていたそうです。秀峰さんは、「ならば」と、当時22歳であった龍之介さんを杜氏に任命。そしてここに史上最年少杜氏、「古舘龍之介」杜氏が誕生したのです。
【AKABU誕生とその苦難】
龍之介さんが醸した新銘柄は、同酒造の名を冠して「AKABU」と名付けられました。杜氏就任一年目に造られたAKABUは、父・秀峰さんからすると十分美味しかったそうですが、龍之介さんからすると満足のいく出来ではなかったそうです。さらに、まだ22歳という異例の若さの杜氏に対する酒販店の反応もまちまちで、その出来栄えを心配する声も少なくはなかったそう。それでもAKABUはその確かな味わいから続々と取扱店が決まり、現在では首都圏を中心に全国区で取り扱われる大きな銘柄となったのです。
2017年現在、AKABUが誕生してからまだ4年目と大変若い銘柄でありながら、これまでに数多くの賞を受賞し、その造りのクオリティーは年々上がっています。パワフルな、若い力で醸されるAKABUは、意欲的で、才知に富んだお酒です。