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氷温の龍が覚醒する
AKABU最高ランクの稀少品
AKABU 純米大吟醸 海龍神水 720ml
商品番号:13386
¥16,500(税込)
使用米 | 岩手県産「結の香」 |
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磨き | 35% |
特定名称酒など | 純米大吟醸/火入れ酒 |
度数 | 15度 |
包装紙
熨斗orメッセージシール
(熨斗を選択された方のみ)表書き
氷温の龍が覚醒する
AKABU最高ランクの稀少品
岩手県にて醸され、全国でも高い人気を博す銘酒・AKABUより、蔵元最高峰酒『純米大吟醸 海龍神水』のご紹介です。
岩手県産の高級酒米・結の香を35%精米で使用。蔵の持てる技を全て注ぎ込んで醸した純米大吟醸酒を、マイナス5度の環境下で1000日もの間氷温熟成しました。
AKABUが醸す最高峰の逸品。氷の世界から目覚めた龍は、抜群の迫力を纏っています。この上なく贅沢で、この上なく特別。生産数量が極めて少なく、年に一度のみの入荷となるため、大変稀少価値の高い極上の品。とっておきの一本としてぜひどうぞ。
香り
氷温熟成を経て落ち着きを纏った香り。華やかさの中に、そっと感じる熟成由来の香ばしさが混ざり合った上品な香りです。
味わい
透明感と滑らかさを纏う美しい口当たりから、広がるフレッシュな甘みと艶やかな旨味。熟成由来の深いコクがしっかりありつつも、味わいの主軸は繊細で華やかな香味。その上に重厚感やリッチなエキス感が重なり、迫力のある味を演出しています。優雅で気品に満ちた余韻がゆったりと残り、AKABUらしい軽快なキレで見事に収束。素晴らしい完成度を楽しめる、極上の仕上がりです。
【蔵元紹介】赤武 酒造 岩手県
赤武酒造は、"復活の蔵"などとも呼ばれる蔵元です。その理由は2011年3・11に発生した東日本大震災にあります。岩手県大槌町に蔵を構えていた赤武酒造は、この震災の影響を受け、再起不能なほどの壊滅的打撃を受けたのです。
「日本を代表する銘酒を造りたい―。」
そんな想いで醸しています。
赤武酒造では「浜娘」という、地域に根づいたお酒を醸していました。地元の人に愛される「浜娘」を絶やすわけにはいかないと社長の古舘秀峰さんは岩手県内の酒蔵を駆け回り、設備を貸してくれる酒蔵を見つけ、やっとの思いで浜娘の生産を続けることに成功しました。
そして、2013年に震災復興プロジェクトの支援もあり、以前と同じ大槌町にというわけにはいきませんでしたが、念願叶って盛岡市内に新設の蔵を建てることができました。さらに、この新蔵建設の後、赤武酒造を代表する銘柄"AKABU"が誕生するのです。
【史上最年少杜氏、22歳での挑戦】
新しい蔵での造りが始まって、一年が経とうとしていた翌2014年の夏、東京農業大学の学生だった社長の長男 龍之介さんが帰ってきました。龍之介さんは2013年に全国きき酒選手権大会・大学対抗の部において、東京農大を優勝に導いた立役者。さらに、短期間ではありますが、他の蔵で酒造りの現場に携わり、酒類総合研究所の醸造研修を受けての帰蔵でした。
秀峰さんは、その酒類総合研究所での研修時に龍之介が造ったお酒を呑んでみて、「なかなかどうして、旨いじゃないか」と驚かれたそうです。ちょうどその頃、取引先の酒販店から、「もっとインパクトのある酒が欲しい、浜娘にはそれが足りない」と言われていたそうです。秀峰さんは、「ならば」と、当時22歳であった龍之介さんを杜氏に任命。そしてここに史上最年少杜氏、「古舘龍之介」杜氏が誕生したのです。
【AKABU誕生とその苦難】
龍之介さんが醸した新銘柄は、同酒造の名を冠して「AKABU」と名付けられました。杜氏就任一年目に造られたAKABUは、父・秀峰さんからすると十分美味しかったそうですが、龍之介さんからすると満足のいく出来ではなかったそうです。さらに、まだ22歳という異例の若さの杜氏に対する酒販店の反応もまちまちで、その出来栄えを心配する声も少なくはなかったそう。それでもAKABUはその確かな味わいから続々と取扱店が決まり、現在では首都圏を中心に全国区で取り扱われる大きな銘柄となったのです。
2017年現在、AKABUが誕生してからまだ4年目と大変若い銘柄でありながら、これまでに数多くの賞を受賞し、その造りのクオリティーは年々上がっています。パワフルな、若い力で醸されるAKABUは、意欲的で、才知に富んだお酒です。