出汁・乾物を使った酒に合う料理3品
今回は、出汁と乾物を使った酒に合う料理レシピを、和食料理人岡田昌己さんにご紹介いただきました。一番だしは手間がかかるので自宅で作るのはなかなか機会がないと思いますが、一度チャレンジしてみては如何でしょうか。とっておきのお酒がさらに美味しく飲める為だと期待し、お試しいただければと思います。
干し海老の変わり煮浸し
<材料>
- 干し海老
- かに身(ほぐしたカニカマなどでも可)
- サニーレタス(普通のレタスでも可)
- 貝柱(生)
- 出汁を取った後の昆布
【合わせ調味料】
- 出汁
- 干し海老戻し汁
- 薄口醤油
- みりん
- 塩
- ※和食の仕込み割合でのご紹介です。1杯は使用する玉杓子などで。
今回のレシピでは大さじで換算した()の分量でお試しください。
1.
干し海老を約60ccの水に30~60分漬けます。戻し汁は後ほど使いますので捨てずに取っておいてください。
2.
サニーレタスはサッと湯通しし、氷水に漬け軽く絞ります。貝柱は、フライパンで油を引かず少し焼き目をつけます。
かに身は軽くほぐします。
3.
合わせ調味料を作り、その中に干し海老、昆布、2を漬け込み、冷蔵庫にて40分ほどなじませます。
4.
盛り付けたら出来上がりです。
干し海老はグルタミン酸、イノシン酸、アスパラギン酸、貝柱はコハク酸、レタスはグルタミン酸と食材の豊富なうま味が濃厚に混ざっています。それを合わせ調味料が絶妙にまとめ上げてくれています。
湯通ししたレタスは食感が優しくうま味がしみわたり、食べ飽きません。レタスを多めにし、サラダ風カニカマなどをワンパック全て入れてたっぷり頂くのも良いですね。
特別本醸造、酸味の爽やかな純米吟醸(春の限定酒も良いですね)、ジントニック、壱岐焼酎などと楽しめます。
夏はそうめん、カッペリーニ等と絡めても美味しくいただけると思います。また、レタスをほかの野菜に変えるなど、お好みに合わせてアレンジいただいても結構です。