2022年夏。満を持して登場した鍵やオリジナル日本酒『cosmo』。
大盛況の元、完売となった前回の販売分とは別に、今回新たに登場した一本のご案内です。
この商品は、以前販売した純米大吟醸・生酒と同一の醪から搾られたものを、フレッシュな状態で瓶詰め。瓶燗にて火入れ処理をした後、半年間熟成し、今回発売されました。
今回の記事では、この度発売となる、cosmo 純米大吟醸 35 火入を詳しく解説致します！
こだわりを詰め込み、丹精込めて生み出された至極の一本、歳末シーズンの贈り物や、特別な時間を華やかに彩る一本としても最適となっております。是非ともこの一本に積み込まれた魅力をご覧ください！
cosmo唯一の火入酒、登場。
宇宙を意味する言葉で、一本一本に壮大な魅力や世界、そして日本酒そのものの奥の深さや魅力を感じて貰いたい、という思いを込められたブランドネーム、『cosmo』。
0からコンセプト、使用酒米、酒質設計や使用するボトル、ラベルデザイン等を決め、ごく小規模での仕込みできめ細やかな管理のもと醸造された正真正銘・完全オリジナルの一本です。
醸造協力は愛知・関谷醸造。2022年度の全国新酒鑑評会でも金賞を受賞した、一念不動の醸造責任者でもある宮瀬杜氏にお力添えを頂き、cosmoは誕生しました。
『香り高く』をコンセプトとし、まるで花束や高級ワインを思わせる甘美な華やかさを体現したラインナップとなっています。
今回発売となった純米大吟醸・火入酒は、3種のラインナップの中でも最もこの特徴を色濃く映している、まさにcosmoのフラグシップと言える商品です。
ラベルはラインナップの全てを通して一貫性のあるデザインとなっており、ブランドネームから着想を得た星座や惑星をモチーフとした、モダンで革新的なもの。
2層構造になっていて、一層目は天の川を思わせるように星座が散りばめられた透け感のあるもの、その奥には月をモチーフとした金色の円、そして寄り添うように配置された、ボトル毎に異なる色の惑星モチーフとなるデザイン。
今回の純米大吟醸・火入酒は、『火』のイメージから情熱的に燃え滾る赤色をチョイスしています。
雰囲気のある黒のアンティーク瓶は、高級感溢れる桐箱入りとなっており、贈答品としても大変オススメのできる一本です。
こだわり抜いた味わい
cosmoのラインナップの中では唯一の火入酒となる本商品。熟成を経た上での発売となる為、味わいの設計も若干異なります。
心地よく漂うさっぱりとした甘い香りは、柑橘系のような酸も感じさせる要素の他に、南国果実を感じさせるトロピカルな甘さや、麹由来の奥深さを少し感じさせます。
コンセプトに沿った華やかで美しい香りは、ラインナップ中随一の香り高さを持ち、そこに熟成という時間だけが成せる技が加わり、唯一無二の味わいを織り成しています。
柔らかく、シルクのように美しい口当たりで口の中にするり、と入り込み、咲き誇るように美しくまろやかな旨味、熟成由来の滑らかで奥深いコクのようなものが広がります。
熟成酒、というとどうしても重たさのあるイメージを覚えますが、空や吟といった熟成を必須とする数々の名品を生み出してきた関谷醸造の誇る熟成技術により、フレッシュさを損なうことなく、重さや老ねといったマイナスな要素は一切ありません。
むしろ、純米大吟醸・生酒で少しだけ感じられた硬質な雰囲気が時間の経過により表情を変え、まろやかさの中に美しく通る、味わいの芯とも言える要素として感じます。豊かな風味と熟成酒ならではの奥深さ。まさに、熟成と生酒の良い部分をどちらも備えた逸品、といったところです。
cosmoは2度目覚める。
また、他のcosmoと同じく、10～15℃、冷蔵庫からお出し頂き、少し時間が経ってからの温度帯こそ、このお酒の魅力が最も引き出せている瞬間、開栓を第一の目覚めとすれば、第二の目覚めを迎えると言えます。
より一層花開いた香りは、まるでブーケのように色とりどりの香りを魅せ、香りだけで酔いしれ、魅了されてしまいそうなほど。
奥深く感じる旨味や甘みが一層引き出され、そこから円く美しい酸が美しいキレを演出し、高い次元でバランスの取れた美しい一本として、存在感を遺憾なく発揮します。
また、アフターで感じられるほんのりとした辛さこそがアクセントとなり、間延びさせない引き締まった味わいを実現。全体の調和が取れながら、それぞれの要素がしっかりと主張するという、絶妙なバランスが次の一杯を誘う、そんな美酒となっています。
甘美で華やかさを極め、非常に高い完成度を誇る極みの純米大吟醸酒。
まだ誰も味わったことのない味わいを、是非ともその手でご体験いただければと思います。
是非、新たなる銘柄の誕生を、皆様でお楽しみください。
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